2004年09月15日

遠足には参加していた

小学校6年のとき、下級生と一緒に行く遠足がありました。
付近の海浜公園まで徒歩で行くだけですが、6年生が1年生の手を取って道中を歩くイベントでした。

わたしの6年2組は1年2組と一緒に歩くことになっていました。
ちょうど人数が一緒だったので都合が良かったらしいです。

ペアを組むことになったのはたかし君という男の子でした。
当時は思春期の始まりだったので男の子と手をつなぐことは気恥ずかしかったけれど、お姉さんぶりを発揮しなくてはと張り切っていた覚えがあります。

たかし君はちょっと緊張気味なのか、口数が少なくてわたしだけ一生懸命話しかけていました。
公園に着いてからもたかし君が気になってみてましたが、1年生の友達とは仲良くやっていました。
わたしも同級の友達と海辺で遊び、あっというまに帰る時間になりました。

来るときと同じペアになって列を作る段取りでしたが、たかし君がいません。
探し回ってると、先生に呼ばれました。
「相手の子がいないんでしょ?たかし君だよね?」
そして気にせずそのまま学校まで帰るように言われました。
先生がそういうのだから、わたしはたかし君のことは忘れて他のペアと3人で手をつないで帰りました。

次の日、朝学校へ行ったら臨時の朝礼が行われました。
校長先生が話したのは、たかし君が交通事故で昨日の朝亡くなったということでした。
そして、命の大切さとか車に気をつけようとか言う話をされていました。

校長先生が言ってた話は間違えてるよね。
たかし君は遠足に来てたもんね。
朝礼のあと、先生に言いました。

「いいから、そのことは忘れなさい」
先生の答えは当時は納得できず不満でした。
だけど先生はそう言うより仕方なかったんだなと、今となっては思えます。
posted by 黒鳥 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 011〜020 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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