2004年09月10日

窓から伸びる手

ある日曜の夕方に、怒りを覚える光景を見た。
近所のマンションの3階にある窓が開き、そこから何かが投げ捨てられたのだ。
その茶色い物体は、食べかけの菓子パンに見えた。
窓から投げ捨てたその手は細く小さく、小学生くらいのようだった。

その部屋は角部屋で、壁に窓がついている。
下はマンションの中庭になっていて、外からは見えない。
が、きっとゴミが散乱しているのではないか。
きっと日頃からそんな行為を行っているような気がした。

こんな子を野放しにしては行けない。
親に言って注意してもらおう。
こういうことは迷ってはいけない。

オートロックではないので、3階まで上ってチャイムを鳴らす。
母親らしき女性に今見たことを話した。

「そんなことあるわけないでしょう」
いきなり母親はこちらの言うことを否定して来た。
こちらもむっとして言い返した。
「前にも見たんです。今日で二回目ですよ」
「悪い冗談はやめて下さい。いいかげんにしないと警察を呼びますよ」

たった一言二言話しただけでこんなことを言われる覚えはなかった。
怒り心頭のまま玄関を蹴飛ばして引き上げた。

その次の火曜、朝のワイドショー番組にあの母親が出てきた。
息子を虐待し、昨夜自首して逮捕されたというのだ。
布団も何もない自室にほぼ監禁状態で放置し、食事も満足に与えていなかったらしい。
そして栄養失調で死なせたというのだ。

あれは食べ物を粗末にしてる子供ではなかった。
外に人が歩いてるのを見て、注意を引くためにそんなことをしてたのかも知れない。
その子にとって非常に大切な食料を使って。
家具も何もない排泄物も垂れ流しの部屋では、たまに与えられる食事しか投げる物がなかったんだろう。

あのとき、もっと強く出て家の中を確認していたら、この子は助かったのではないか。
そんな後悔に襲われているとき、レポーターがさらに話を続けていた。

○○ちゃんは死後2週間経過しており・・・
posted by 黒鳥 at 23:51| Comment(1) | TrackBack(0) | 011〜020 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これはネタ?事実?
事実なら色々な可能性があるので、すぐに警察へ連絡すべし。
Posted by あびる at 2004年09月11日 00:03
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