2005年05月23日

彼女の最後の姿

3年ほど通い続けている美容院があります。
なじみの美容師さん(Aさん)をいつも指名していて、お互いのプライベートなことまで話す仲なのです。
いつも指名するのはAさんですが、他のスタッフも顔なじみです。
中でも受付と会計をいつもしてくれる子(Bさん)は明るくてかわいい子なのでよく覚えていました。

昨日髪を切りに行ったとき、受付はいつものBさんではありませんでした。
あれ。めずらしいな。とは思いましたが、特に不思議には思いませんでした。

カットしてもらってる最中にちょっとAさんが離れたとき、鏡の中にBさんが見えました。
やっぱりいるじゃん。
鏡越しにBさんへ手を振ってみました。
けれども気づいてくれません。
あんまり派手に手を振るのも変なので、そのときは挨拶をあきらめました。

Aさんといつものたわいない会話を楽しみながらカットを終えて、会計を済ませました。
このときもBさんは見あたりませんでした。

帰宅する途中、Aさんから携帯にメールが届きました。
いつもの「ありがとうございました。またお願いしますね!」てな感じのメールです。
こちらも、「ご挨拶できなかったけど、Bさんにもよろしくお伝えください」という内容のメールを送りました。
すぐに来た返事には「Bさんは先週で辞めたよ」とのこと。
さっき店内でBさんを見たことをすぐメールしました。
すると、Aさんからの返事は来なくなりました。


その後、Aさんはお店を変わりました。
連絡をもらったので、私もAさんのいる新しいお店へ行くことにしました。
そこで、前回のことを教えてもらうことができました。

以前のお店ではスタッフ同士のいじめがひどくて、Bさんも悩んでいたそうです。
そして、突然店に来なくなってしまったそうです。
私が店に行ったときには既に解雇が決まっていたそうです。
で、私からのメールを受けて、慌ててAさんたちが店内を見て回ったそうです。
行方不明だったBさんは、スタッフ控え室の奥の物入れで首を吊っていたそうです。

発見したのがまだ営業中で、大騒ぎになってしまったそうです。
結局他のスタッフも辞めたりで散り散りになり、お客も減って閉店寸前だそうです。

話を聞いて疑問に思ったことがあります。
私が鏡で見たBさんは、亡くなる直前の最後の姿だったのでしょうか。
しばらく音信不通だったBさんが店内に現れたら、誰か気づいて話しかけると思うのですが。
Aさんはまだ何か話してくれてないような気がします。

AさんとBさんとの関係がどうだったのかを本人に聞くわけにもいかず、今後もAさんの元に通うかどうするか迷っています。
posted by 黒鳥 at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 041〜050 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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